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2010年3月28日 23:52
別府から東京

別府から東京に帰ってきた
3月の10日からレジデンスという名目で滞在していた別府というタウンは
なんともおかしなよい感じにおわってるゆるさを感じた
夜の商店街は毎日飽きない散歩が待っていて
何回も何回も声を掛けてもう顔も覚えてるやろうはずやのに
毎日ソープの呼び込みおばちゃんが「いっとく?」てご挨拶してくる
つかれて行かんかったけど一回くらい行っとけばよかったなぁ
連なる閉められたシャッターに描かれた世界各国の絵の前を
酔っぱらいが往来し風呂桶を持ったじいちゃんばあちゃんがその横をスルー
看板に書かれた名前と違う名前で営業しているスナックでコントをし
夜中にアパートに帰って絵本を作った日
別府の商店街から発展する夜は地酒をおちょこに注ぐような音を持っていた

別府タワーでは19、20、21日と連続でイベントにパフォーマンス出演し
新たな発見あるいは進化が自分の表現の中に垣間みえた気がしましたかな
19日はペインターの八雄とのデュオでSEXUALという名で公演
八雄が作り出す色彩の火炎放射的ペインティングの前で僕が
おもちゃと会話をしたらばそれを身体に昇華させ舞う、そして弾き語り唄う
静寂が絵に音楽を与え、歌が空間を静寂にする事を覚えた
20日は完全にエンターテイメントで華やかなライヴやった
本武史(Dr)× カマノマリコ(Sax)のデュオに途中から参加セッション
彼らは学生時代からの友達やけども改めてすごいパフォーマーやと思った
この二人とやるにはオモシロい事に徹しようと思い
当日の昼にリサイクルショップで見つけた肩パットの立派な婦人服の黄色いジャケットを見て
Kinki Kikkiの名言「ジャストフィットする肩パット」を思い出しライヴ衣装に購入
名言「ジャストフィットする肩パット」を10分間連呼、会場激あがり
ラップクッカー村上のライミングの後ろでひたすら意味のないポージングを決め続けたら
最後にちんどん行進して終了というなんとも楽しいライヴになりましたなぁ
21日はソロのペイティングパフォーマンス
ペインティングナイトと称されただけあって
この日のイベントは会場の壁中養生シートだらけ段ボールキャンバスだらけ、、
僕は違う事をしたかったのでフロアに2畳分ほどの紙を貼りその上で描いた
描いたというかクレパスを使った即興コントみたいなものをやりたかったの
だからほとんど一人芝居に近いようなものでした
最後に赤い絵の具でいっぱいチェリーを描いて「a lot of cherrys」て言うて
駄菓子の「蒲焼きさん太郎」をのせて食べる事だけを決めてあとは全部クレパスを使って芝居に徹した
これがものすごく楽しかって新しかって気持ちよかったみんなも良かったて
そんなわけであれこれあって発見もしましたし勉強にもなった
そして
最終日最後にみんなで踊った盆踊りに涙の匂いがした
ケロリンの桶で作られた200個もの提灯があまりに眩しすぎた

今回のBeppu Projectで知り合ったたくさんの人にありがとう
わくわく作家の群れの中にほんとに心から属していたとはいえないかもしれないけど
組織的な大きな群れに苦手意識をもっている事は否めないけれど
心から魅了され尊敬に値する人間に出会えた事はすごく大きい
経験値もかくんてまた上がったのかもしれないし
別れという音をまたひとつ受け取ったという事は確かなんやなて実感する
別府を離れるフェリーから見える個々の出会いの物語にいちいち浸ってまう
僕はそんな個々の物語が好きや

ただフェリーは大阪へと向かって行った

そして京都に寄りここでもまた新しい事が起きようとしている現場に触れる

そして東京に戻り、東京国際アニメフェアーに顔を出し六本木アートナイトに遊びに行くと都会の着物がまたすぐに僕の体を腐食しはじめる
そしてこれも楽しいてまた思い出すんやなやっぱり

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